柏風洞を利用して実験・研究を行いたいユーザーの方への利用案内ページです.申し込み方法や実験の手引きに関して詳しくは下記をご覧ください.
2024年度(令和6年度)の東大柏キャンパス極超音速高エンタルピー風洞の利用予定後に公開いたします.風洞の利用を希望される方は,下記「実験プロジェクト募集について」をご確認のうえ,柏風洞ワーキンググループまでお申し込みください.
安全上の配慮から,緊急連絡体制について確認させていただいております. 以下のファイルを参考に,実験計画とともに緊急連絡体制をお知らせ願えますと幸いです. 緊急連絡体制については,試験中,風洞室に掲示いたします. (世話研究室と十分な合意が取れている場合はこの限りではありません.また内容が明確であればフォーマットは問いません.)
東大柏キャンパスに設置されております極超音速高エンタルピー風洞を2024年度(令和6年度)に利用する実験プロジェクトを募集致します.
利用を希望される方は,柏風洞ワーキンググループまでご連絡ください.折り返し募集案内ならびに申込書をお送りいたしますので,募集案内をお読みいただき,申込書に必要事項を記入のうえ,柏風洞ワーキンググループまでお送りください.
なお,申込に際しては柏風洞ワーキンググループの世話研究室(下記参照)の責任者(教員)が研究協力者となることの内諾を必ずお取り下さい.
風洞利用に関する一般事項の説明につきましては,こちらをご参照ください.
なお,実験者には必要に応じて現地にて補足資料をお渡しします.
宿泊に関しては,こちらをご覧いただき,
必要があれば柏風洞ワーキンググループにご相談ください.
よくある質問 もお読みください.
使用可能な圧力変換器など → こちら
φ40mm程度の半球模型が,試験可能なことを確認しています.(2007年3月現在)
ノズル出口はフリージェットで,φ200mm,気流コアはM7でφ120mm程度です.
詳細は柏風洞ワーキンググループにお尋ねください. また,よくある質問 もご参照ください.
観測は3方向(左右方向および上方)に設置されているφ200mmの観測窓から可能です. また,測定部へのアクセスは汎用フランジから可能です.
模型取り付け部に関しては,下記の図面をご参照ください.
燃焼風洞に関しては,ノズルも含めてユーザーの責任でご用意していただいております. 気流や冷却水の取り合いは以下をご参考ください.また よくある質問 もお読みください.
燃焼風洞での,超音速ノズル等は整流筒下流側のフランジで取り合っていただきます. (300Aの10k鋼製管フランジ相当, JIS B2238-1996) 詳細は,下記のpdfファイルをご参照ください. これ以外の取り合いを希望の場合は別途ご相談ください.
燃焼風洞のテストセクション用の冷却水を用意しています.専用の昇圧ポンプがあり,10kg/cm2で運用可能です.
また減圧弁(VENN社製., RD-31NL)も用意しております.
取り合いは25A JIS10kフランジです.
詳細は柏風洞ワーキンググループにお尋ねください.
(これとは別に,およそ10m離れたところに水道の蛇口もありますので,そちらもご使用になれます)
柏風洞で,現在提供可能な圧力変換器や増幅器は以下のとおりです.
もご覧ください.
A. ご用意できるもの,できないものがありますので,ご相談ください. 圧力変換器についてはこちらをご参照ください. ロガーおよび計測については,WR300(Graphtec社製)の 遠隔操作(コンソール延長器)を標準としています. 詳細は柏風洞WGにお尋ねください.
A. 通常のデジタルビデオカメラであれば,ご提供できます. HDレコーダーもしくは,ビデオキャプチャーボードを介してハードディスクに直接書き込むのをデフォルトとしています.
A. 物性研の共同利用設備が利用可能です.
(最近は大変込み合っているようでご希望に添えない場合もかなりあるようです.)
こちら
を参考に,詳細については物性研共同利用係に直接お尋ねください.
A よどみ点圧力や温度などのアナログデーターはすべてDC1V~5Vにて出力されます. 計測レンジ(よどみ点圧力では,0~2000kPa(A))内にて出力電圧は物理量に線形に対応しています. すなわち,よどみ点圧力の場合は出力電圧V (Volt)に対して,対応する物理量P0 (kPaA) は,
P0 = 2000 × (V-1)/4 [kPaA]
となります.(よどみ点圧は,極超,燃焼風洞共通です.) その他,主な計測レンジ,変換式に関しては,以下のとおりです.
A. 東京大学で利用可能な無線LANサービスについては以下の公式ページをご確認ください.
東京大学での無線LAN利用 / WiFi services in UTokyo
測定量 | 計測レンジ | 変換式 |
---|---|---|
よどみ点温度T0h | 0~900℃ | T0h = 900 × (V-1)/4 + 273 [K] |
測定室圧P1 | 0~1kPa(A) | P1= (V-1)/4 [kPaA] (0~100kPaも選択できます.) |
模型ピッチ角α | -15度~+15度 | α= 30 × (V-3)/4 [度] |
測定量 | 計測レンジ | 変換式 |
---|---|---|
燃風よどみ点温度T0c | 0~1700℃ | B種熱電対のため線形性が悪いですので,以下の近似式をお使いください. T0c = -3.7739V6 + 79.646V5 - 684.39V4 + 3041.5V3 - 7276.1V2 + 9085.5V - 3925.5 [K] |
通風時流量̇m | 0~1kg/s | ̇m=(V-1)/4 [kg/s] (標準装備ではありません) |
A. 風洞起動のトリガーは,0 → +8V (もしくは+24V)のデジタル電圧として提供できます. これは気流を制御する弁の開/閉状態を各々,+8V /0Vとして出力しています. 極超の模型の気流投入についても同様のデジタル出力を提供できます. 詳細は柏風洞WGにお尋ねください.
A. 計測機器などの持ち込みは歓迎いたします. 当方でサポートしかねる場合もありますが,ご了承ください.
A.工具や消耗品は,当方にあるものを使われても結構です.
よくある質問(共通) もご覧ください.
A.風洞設備として必要な時間からのみ勘案すると,1回/1時間程度です. 朝の立上げ時に時間がかかりますので, 最大で午前1回,午後5回程度とお考えください.
A. 着払いにて,お送りいたします.送付先住所など連絡先を柏風洞WGにお教えください.
A. 設備の安全上,800℃を上限としています. M7ノズルで1050Kは過去に記録しています. なお,よどみ点圧力は最大で950kPa(A)です.
A.当風洞は極超風洞で,測定室の静圧は0.2kPaくらいですので, 測定室は予め真空引きしてから通風を行います. 現在は,圧力変換器は測定室の外にあり, 圧力の配管はビニールチューブ(O.D. 4mm, I.D. 2mm)で測定室外まで引いています. 圧力変換器はアンプを介してデータロガー(もしくはPCのADボード)に繋がっています.
A.シュリーレンの焦点距離は4000mmです.凹面鏡はφ300ですが, 測定窓がφ200mm ですので,そちらの方で観測領域が決まっています.
A.オイルフロー関係は,シリコンオイルやオレイン酸,蛍光塗料などを 用意しています.詳細は柏風洞WGにご相談ください.
よくある質問(共通) もご覧ください.
A. 風洞設備の標準の使用法ではありませんが,実験内容によっては相談に応じております.柏風洞WGに実験内容をご相談ください.
A. 風洞傍に定格150kgの手動クレーンがありますので,適宜ご利用ください.また定格2.8tの天井クレーンもございます.(運転には資格が必要です.)
A. 安全上,通風時には風洞のフロアは全員退避ということで実験をお願いしています. 各センサーやデータロガー,PCなどを持ち込んでの実験の場合, 遠隔での計測となりますので,Windows XPのリモートデスクトップや, コンソール延長器(コレガなど)を使用していただいています. 柏風洞WGでハード,ソフトとも提供できる部分,できない部分がございますので, 柏風洞WGに一度ご相談ください.
A. 標準装備ではありませんが,流量計をご用意することが可能です. 事前にご相談ください.